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第1部 |
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第2部 |
名古屋の経済と産業の特徴
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第1章
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第2章
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第3章
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第3部 |
名古屋市の産業
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第1章 |
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第2章 |
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第3章 |
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第4章 |
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第5章 |
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第6章 |
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第7章 |
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第1章 名古屋圏の経済・産業構造
- 名古屋圏は、人口で対全国比8.8%、圏内総生産で9.7%、県民所得で9.5%を占めるなど、総じて全国の約1割を占める経済圏と言えます。また製造品出荷額等が対全国比18.2%を示し、産業別圏内総生産構成比で製造業が32.7%を占めるなど、名古屋圏は製造業が牽引する経済圏と言えます。
- 名古屋圏を牽引する製造業の特徴として、圏内における製造品出荷額等の第1位業種である輸送用機械器具製造業が、構成比42.2%もの大きな割合を占めていることがあげられます。輸送用機械器具製造業は、事業所数、付加価値額の面においてもその高い集積度合いがみられるほか、名古屋圏においては窯業・土石製造業、繊維工業、プラスチック製品製造業などの集積がその特徴となっています。
- 名古屋圏における業種別の年間販売額(収入額)は、卸売業が37兆7733億円、小売業が11兆8712億円、サービス業が12兆85億円で、対全国比はそれぞれ9.3%、8.9%、7.9%となっています。卸売業の特徴としては、鉱物・金属材料卸売業や自動車卸売業、一般機械器具卸売業など、製造業中心の経済圏らしい業種の販売額や全国シェアが大きいことがあげられます。小売業においても自動車小売業の販売額及び全国シェアが大きくなっています。サービス業では、一般飲食店が事業所数や収入額全国シェアで最も大きくなっています。
- 名古屋圏の人口はここ10年間、全国の人口増加率を上回るペースで増加し、県民所得の増減は全国と比べて堅調な動きがみられます。圏内の事業所数は、8年間で7万5000事業所、12.7%も減少しました。従業者数は増減を繰り返しつつも平成18年には5%増加しました。圏内総生産の動きで特徴的なのは第2次産業総生産の増加で、製造業の好調さが名古屋圏経済を牽引していることがうかがえます。
- グレーター・ナゴヤとは名古屋を中心に半径100kmに拡がる地域を指します。圏域内の行政機関や産業界、大学・研究機関が一体となって、国際的産業交流を促進する活動=グレーターナゴヤ・イニシアチブを推進しています。
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