産業の名古屋2007

各章の要約

第1部
   
第2部
名古屋の経済と産業の特徴
第1章
第2章
第3章
   
第3部
名古屋市の産業
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章

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お問い合わせ先
 財団法人 名古屋都市産業振興公社
 総務部 052-735-2115
 e-mail:fukiage@u-net.city.nagoya.jp
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名古屋都市産業振興公社

第2部 名古屋の経済と産業の特徴

第3章 名古屋経済を支える産業基盤と名古屋圏の貿易

  1.  平成18年度の中部国際空港「セントレア」の旅客数は1199万人で、前年度と比較して3%の減少となりました。また貨物量の実績は28万トンで、前年度と比較して2%の増加となっています。中部国際空港開港後、わが国初の本格的な小型機の拠点空港として生まれ変わった県営名古屋飛行場は、現在もビジネスマンを中心に多くの人に利用されており、旅客数も平成18年度は対前年比136%の42万人となっています。

  2.  平成19年で開港100周年を迎える名古屋港は、海の玄関口として、またものづくり産業を担う物流拠点として、名古屋圏経済の発展を支えています。平成18年の入港船舶は、隻数が3万9852隻と前年比で0.9%の減少となったものの、総トン数は2億3249万トンと前年比2.3%増となりました。また総取扱貨物量は、2億804万トンで過去最高を記録するとともに、日本の港湾で初めて2億トンを突破し5年連続で全国1位になっています。

  3.  平成18年の中部国際空港の輸出額は1兆1435億円で、対前年比141.1%と大幅な伸長がみられ、また輸入額も対前年比118.4%の9422億円と大きく伸びており、開港2年目にして、当地域における国際物流拠点としての役割が大きくなっています。主要輸出品目は半導体等電子部品、映像機器、電気回路等の機器などで、主要輸入品目は有機化合物、医薬品、事務用機器などとなっています。主要輸出先は、中国、アメリカ、マレーシアなどで、中国とアメリカで輸出総額の4割以上を占めており、主要輸入元は、台湾、中国、アメリカなどで、これらで輸入総額の5割近くを占めています。

  4.  平成18年の名古屋港の輸出額は10兆2991億円で対前年比118.0%、輸入額は4兆5686億円で対前年比126.6%とともに7年連続の増加となり、全国港湾の中で輸出入総額第1位となっています。主要輸出品目は自動車、自動車の部品、原動機などで、主要輸入品目は石油ガス類、原油及び粗油、非鉄金属などとなっています。主要輸出先はアメリカ、中国、タイなどで、主要輸入元は中国、アメリカ、韓国などとなっています。